選書紹介 『書くとはどういうことか』/ 梶谷真司

今日のコラムでは、弊社代表熊谷の大学院時代の指導教官、梶谷真司教授の著書

『書くとはどういうことか』

を紹介します。



① 何について書かれてるの?

文章はどうやって作っていくのか」といった方法論的なことや、「書くためのグループワーク」・「書くとはそもそもどういうことなのか」について書かれています。

あくまで個人的な意見ですが、他の文章作成のマニュアル本と比較しても分かりやすくまとめられている本だと思います。少なくとも私が学生時代に読んだ「論文の書き方」的な本よりわかりやすかったので、一番はじめに読むべき本だと感じました。

なぜ私の学生時代にこの本を発売してくれなかったのですか梶谷先生。


尾崎氏のネイル、映えますね(吉田)


② どんな人が読むといい?

梶谷先生は「どのようなレベルであれ【今より】も文を書けるようになりたい人のための本」と冒頭で仰っていたので、「もっといい文章書けたらなぁ」と思っている方にはもれなく全員おすすめです。 


私もまさに今「もっとこのコラムうまく書けないかなぁ」なんて思いながら書いています。、、書いていると、

まてよ!? 〈書くことに関する本を読んでコラムを書いているのにコイツの文うまく書けてねぇじゃねぇか!〉と読者に思われたらどうしよう((((;゚Д゚))))」

という恐怖も・・・。読者のみなさん、コツコツと練習していかなければ書くことはできないのです。

梶谷先生曰く「書けないのが普通」。



③ 面白いところは?

個人的にこの本で最も印象的だった部分は「他者と共に書く」という章でした。一般に文章を書くという作業は1人で行うイメージがあると思います。
しかし、梶谷先生は文章を書く練習として何人かで集まり、テーマについて互いに問いを出し合い、それに答えながら文章を書いていく対話的な手法を紹介しています。これをすることによって1人で考えるよりもたくさんの素材が見つかるんだとか。書くことに限らずですが、やはり他者がいてくれた方が心強い気がしますよね。

対話に関しては私もなんとなく実感があって、他者と対話することによって、今までは気づいていなかった自身の価値観に気づいたり主張がよりはっきり浮かびあがってきたりと様々な効果があるなと思います。
こうした「対話」と「書くこと」を組み合わせれば、たとえ語彙や表現力がなくとも自分だけの文章が書けそうですよね。この手法は当塾でも取り入れていきたいと思っています。



④ まとめ

単なるハウツー本やマニュアル本とは違った魅力がある本でした。
少しでも興味があれば当塾にも置いてあるので是非手にとってみてください。



当コラムでは定期的に「選書紹介」も行っていきますので、こちらもお楽しみに!


紹介者:尾崎




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