【一気読み版】DEKOboko代表、熊谷歩真を深掘る(前編)
※本コラムは代表の熊谷の考え方を特集したコラムです。全部で3編ありますが、
それぞれが非常に長いため、少しづつ読みたい方はぜひ【分割版】をお読みください。
一気に読みたい、忍耐強い方のみこちらをお読みください(笑)
↓ 前編①はこちら!
【分割版】DEKOboko代表、熊谷歩真を深掘る(前編①) | DEKOboko(デコボコ) (co-learningpark.com)
こんにちは。デコボコスタッフの吉田と申します。
早いもので開校から1カ月近くが経ちました。
ありがたいことに、当塾も少しずつ反響をいただけるようになってきました。
当初は予想だにしなかったのですが、一風変わった塾と称されることが大変多いです😂
そんな風変わりな当塾の秘密を探るべく、
今回は発起人であり、弊社の代表を務める熊谷歩真さんへの独占インタビューを敢行し、
個人的なことから塾・会社、その他のことまで、赤裸々に語ってもらいました。
今回はその前編として、熊谷代表の人柄やパーソナルな事柄について探りました。
吉:こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。
熊:あ、こんにちは。お願いします!
吉:インタビューをと思ったのですがどこから始めたらいいのか…。ひとまず簡単な自己紹介からお願いできますでしょうか。
熊:はい。熊谷 歩真(くまがい あゆま)と申します。自己紹介ってなんか難しいですよね…。う~ん。強いて言うなら、自己紹介をって言われると毎回何を話せば良いのかちょっとどぎまぎしてしまうようなタイプの人間です(笑)はい。
(沈黙)
吉:あ、できればもう少しお願いできますでしょうか?
熊:あ、ですよね(涙)。一応、専門は臨床心理学を中心に大学院まで研究してきました。
大学院では、「学習塾における心理学的な支援論」をテーマに論文を執筆しました。
塾講師歴は10年で、それ以外だと、八王子市で子ども食堂を立ち上げ、6年ほど代表も務めてきました。孤食の問題、相対的貧困の問題、フードロスの問題、教育の問題、コミュニティ間でのコミュニケーションの問題、地方政治の問題みたいな社会課題も間近で見てきて思うことはかなり多かったですし今でも考えています。
吉:ありがとうございます。なかなか色々なご経験をされてきているんだなといった印象なのですが、代表って趣味はあったりするんですか?
熊:趣味は、人と話すのが結構好きで。特に自分とコアの価値観が似てるのに、全然違う切り口で、全然違う発想で、全然違う結論を出す方っているじゃないですか?そういう方とお話しするのは最近特に好きだなと思いますね。
吉:価値観が全く異なる方はどうですか?
熊:もちろんそれも凄く楽しくて好きです。異世界の体験?みたいな感じでワクワクしますもん。ただ、全く価値観が違うと、ある意味、色々違うのも当たり前だよなと思ってしまう節もあるので、どちらか選べと言われたら、コアの価値観が近い方との話の方が個人的にはより好きですかね。
吉:なるほど。ありがとうございます。
吉:ちなみにHPのスタッフ紹介のところにいくつか「座右の銘」がありましたが、それについてお話を伺いたいです。
熊:あ、よく見てたね(笑)全部で3つあって。それぞれ自分が生きてきた中で節目・節目で大事にしようと思ってきた言葉です。
1つ目は「できない理由よりできる理由を」です。
これはまだ自分が高校生くらいの時だったと思うんですけど、当時色んなことに文句ばっかり言ってまして……汗
例えば、母親が「こういうのどう?」みたいな提案をしてくれたとしても、やらない理由ばっかり考えてたんですよね。それが自分でも嫌だなと思ってたりして。
そんな時、たまたまテレビで登山家の三浦雄一郎さん(世界最高齢でエベレスト登頂を達成された方)の特集を観て。そこで仰っていたのがこの言葉で。当時の自分にはすごく刺さったんですよね。
この歳でこれだけのことに挑戦されてるのが本当に凄いなって。年齢は関係ないなと。
マインドの問題なのかなって。そこで我に返ったというか、反省したというか。
どう頑張ってもできないことは仕方ないと思うんですけど、考え方の問題で、できることもできないことになってしまうのは勿体ないなと、その時に思って。
変わるなら今だなと。そこから自分を戒める意味でもこの言葉を座右の銘にしました。
吉:なるほど、そうだったんですね。2つ目は「どうせやるなら楽しく」ですよね?
熊:そうですね。
これは20代前半~大切にし始めた言葉で、当時、塾講師として子ども達の前に立つようになった頃で、子ども達にある意味で伝えたい言葉だなと思って座右の銘にしました。
吉:伝えたいとはどういうことでしょうか?
熊:う~ん、伝えたいというか大事にしたいというか。そうですね……。
まぁ生きてると当然楽しくないけどやらなきゃいけないことって少しはでてくるじゃないですか?その1つが子ども達からすると勉強だったりすることも多いと思うんですけど。よっしーもそうじゃなかった?(笑)
吉:いや、まぁ、はい。そういうこともありましたね。
熊:なんか言わせた感じになっちゃったよね、すみません(汗)。
まぁただ楽しくないことを永遠にするのは勉強効率的にも良くないし、精神衛生上も良くないし、そもそも続かないですよね。
でも勉強をやらないだけの潔さについても、自分を含めて多くの人は持ち合わせてないですから……。
だからやらなきゃいけない前提で考えるなら、嫌なものをただやるんじゃなくて、その中でも工夫の余地はないか考えることが重要なのかなと思って。そうやって少しずつ自分事にしていけると多少は楽しさがでてきたり、嫌な気持ちも少しは紛れるんじゃないかなと。意外とそういう視点で取り組むと面白がれたりしますし。基本的には勉強は避けては通れないと思うので、この言葉を塾講師として、ある時から座右の銘にしましたね。
吉:なるほど。色々考えた上で大切にされてた言葉だったんですね。とても興味深いです。
熊:ありがとうございます(笑)
ただ本音を言うと、本来なら「勉強って楽しい」とか、社会自体もやりたくないことはやらなくても良いよね、みたいな風潮がよりあると尚良いなとは思うんですけどね。
なかなか実際問題で考えると難しいところもあったので、少なくとも当時の自分としてはこれがベターな表現だと思って意識し始めました。
吉:そうなんですね。それで、3つ目が「世間虚仮」ですね。この言葉初めて聞きました。
熊:自分もある本を読んでる中で知った言葉で。
これまで生きてきた中で自分なりの人生哲学?みたいなものと照らし合わせても、今の自分には凄くしっくりきてる言葉です。世間虚仮って、極論、「現実は全ては幻想で思い込みだ」みたいな事を言っていると思っていて、まさに人生そのものだなと思いました。
吉:と言いますと?
熊:少し昔の話になるんですけど、昔は、かなり人見知りで、緊張しいで、不安症だったんですよ。友人の親御さんからはよく「歩真くんはガラスのハート」みたいな感じで言われてたらしくて(笑)。
吉:今の熊谷さんからは全然想像もつかないですよね。
熊:自分でもたまにそう思います(笑)
ただ色々勉強して思ったのが、心理学でも哲学でも宗教学でも人類学でも驚くくらい「全て幻想だ」みたいな主張があって。最初は半信半疑だったんですけど、でも人間って目に見えない勝手なイメージをまるでそれがあるかのように実感してる事も結構あるじゃないですか?人によっては、例えば不安を岩のような大きな物質のように捉えてる方もいますし。
吉:そうなんですか。
熊:そうなんですよ。でも本当はそれは単なるイメージで、本当に存在するわけじゃないですし、自分がそうだと信じているからそのように感じるんだなって。もちろん、当人にすればそれが現実だと思っているのでその現実はある人にとっては確かに存在するんですけどね。
でもここで言いたいのは、その人の前提や価値観、信じていることが目の前の現実を創り出すアシストをしている側面が少なからずあるんじゃないかってことです。自分も自分自身に対するイメージを一旦リセットする時期がありました。
吉:なるほど。。。
熊:もう少し身近な例で考えてみても、小さなこと、例えば、全然興味無かった音楽とかを友人から紹介されて街とか歩くと、意外とそれに気づいたりするんですよね。多分紹介されてなかったら、単に街中の喧騒を彩るささやかな(雑)音の1つ、くらいにしか思わなくて、きっと一生気づかないんだろうなぁ、みたいな。
吉:わかる気がします。
熊:でしょ?(笑) 意識・無意識に関わらず、そういうアンテナがあることで、そういう現実に気づいて、気づくことでどんどんそう見えてくるみたいな感じですかね。だから現実には素材的な物が色々揃っていて、あとは何に注目して、それをどう使って、どうなっていきたいか、みたいなある種の目的とか自分が大事にしている価値観みたいなものが大切だよね、っていうことをこの言葉が暗に示してくれているような気がしてて。幻想っていうとちょっと強烈ですし、そんなことないって思うかもしれないですけど、シンプルに「何でも目指して行動すればできないこともない」っていうエールかなと自分は勝手に捉えてます。
吉:人生哲学みたいな感じですね。
熊:そうかもしれないですね(笑)。
まぁ生きるってある意味では、現実をどう捉えて、どう色づけていきたいかってことともかなり関係がありそうな気もしますし。
なので、まだまだ自分は若造ですけど、人生30年の節目で生きるとはこういうことなんじゃないか、みたいな仮説をユーモラスな表現でこの言葉は伝えてくれている気がしてるので、今の自分の価値観を言い表してくれているなという意味で、座右の銘の仲間入りって感じでしたね(笑)。
吉:なるほど……。お話を伺っていて少し気になることがあって、それはここまでのお話と重なるところもあるかと思われますが、熊谷さんが人生で大切にしていること、心掛けていることってあったりされますか?
熊:うーん。
まず、本音を大事にする、素直に生きるみたいな、ある種生きていて当たり前にしたいところは大切ですよね。
その上で、自分は昔いじめられた経験、原体験みたいなものがあるので、
「人とどうしたら気持ちよく生きられるのか」みたいな 人生のテーマ はすごく大事にしています。
あとはポジティブなこともネガティブなこともどっちも大事にしたいなというのがもしかしたら今は一番大事にしたいことかもしれないですね。
振り返ると、昔よくネガティブはいけないことで、ポジティブは良いことだ、みたいな感じで教わってきてたように思いますし、実際ある時までずっとそう思って生きてきました。
でもどっちかと言うと、ニュートラルでいることが実は大切なんじゃないかなと。そもそもネガティブな状態からポジティブな状態に移行するのってすごい大変で疲れますよね。昔あるお坊さんから聞いたお話なんですけど、「ニュートラルでいると、ちょうどポジティブとネガティブの中間にいるから、どっちに行くにしても楽なんですよ」って仰っていて。当時は「へぇ~」くらいにしか思ってなかったんですけど、今思うと、ニュートラルって、変に意味づけないでありのままで見ようとする態度そのものだなと。自分自身いじめられて悲しかった経験もあるので、ポジティブ君もネガティブ君も両方大切にしたいみたいな気持ちが強いんですよね。ポジティブもネガティブも両方あって初めてお互い引き立つというか、人生を長い目でみると、そのどちらにも意味や価値があると思いたいし、それが色々な経験とか肥やしになってるのかなと。ほら、ちょうど健康に生きるためにはある程度ストレスがあった方が良いって言いますし。最後はポジティブに落ち着くのかもしれないですけど、ニュートラルでいるとどちらにも程よく反応できて、両方大切に楽しく生きられるかなと思ってます。
吉:深いですね……。
熊:本当にそう思ってる?(笑)
いやでもだから、なるべく良いことも嫌なこともどっちも大切にできる人でありたいなと個人的には思ってます。ダメなことの中にも良いものもあるみたいな。色々細分化して物事を捉えられるようになると思うので色んな複雑さをシンプルに楽しめますよね。
考え方次第では、良くも悪くもどんなことにも必ず大事な居場所がちゃんとそこに用意されているんだろうなと、最近はそういう実感が強いですね。
吉:ありがとうございます。深いです。
思ったよりも長くなってしまったので、今回はここまでにさせて頂いて(代表の人となりも何となく分かりましたので)、次回以降は、会社や塾、教育についてお話を伺えたらと思っています。本日は大変ありがとうございました!
熊:(笑)。こちらこそありがとうございました!楽しかったです!!
インタビューもお疲れ様でした!次はよっしーの話も聴きたいです!
吉:……。
~中編へ続く~
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【一気読み版】DEKOboko代表、熊谷歩真を深掘る(中編) | DEKOboko(デコボコ) (co-learningpark.com)
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