【分割版】DEKOboko代表、熊谷歩真を深掘る(中編③)
※多くの方から「内容は良いのにコラムの文量が長すぎて勿体ない」との有難いお言葉を多く頂きましたので、以前公開した「DEKOboko代表、熊谷歩真を深掘る」をより分割したバージョンでお届けします!
少しずつ読みたい方はぜひこちらをご覧ください!!
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【分割版】DEKOboko代表、熊谷歩真を深掘る(中編②) | DEKOboko(デコボコ) (co-learningpark.com)
内容は変わらないので、長くても一気に読みたいという方は以前投稿したものをお読みください!
→【一気読み版】DEKOboko代表、熊谷歩真を深掘る(中編) | DEKOboko(デコボコ) (co-learningpark.com)
③ コミュニケーションの在り方
吉:いえいえ、興味深いです。ありがとうございます。いま1つ気になったことがあって、熊谷さんってどんな問題意識の軸で考えているんでしょうか?3つ目の「コミュニケーションのあり方」についてと併せてお願いできますでしょうか。
熊:分かりました。そしたら初めにコミュニケーションのあり方についてお話させてもらえたらと思います。コミュニケーションのあり方は、ここでは大人とかいわゆる教育者側の話に今回は限定しますね。
ちょっと一旦学校とは離れるんですけど、社会人になると上司とかできるじゃないですか。で一昔前とかだとパワハラは当たり前で怒鳴り散らすみたいなのもよく聞きましたよね。それで、友人の話とか聞いてるとそういう会社は今もまだまだ結構あるんじゃないかなと思って。で、そういう話を聞くといつも、「何のためにそのコミュニケーションの仕方を選択してるのか?」っていう視点が抜け落ちてるんじゃないかって気がして。
吉:確かにそうですね。
熊:今はよく分からないですけど、学校とかでもめちゃザワザワしたり騒ぐ子が出たりすると、先生結構怒鳴ったりしてたじゃないですか?
もちろん最初は注意のレベルで最後は怒鳴るみたいなエスカレーションの話はあると思いますが。で怒鳴ると、一瞬静かになりはしますけど、次の日とか、最悪、次の瞬間にはまた騒ぐみたいな。それで先生もまた怒鳴り返す的な。こういう悪循環のループが、話を聞いてても今思い返しても結構記憶にあって。
吉:うん、ありましたね…。
熊:で、こういう時に怒鳴る意図は、たぶん静かにしてもらうためだと思うんですけど、もう一つ、静かにするのが当たり前なのになんで静かにしないんだ、みたいな大人側の都合とか前提が紛れ込んでいて、それでイライラして怒っちゃってるみたいなパターンもあるんだと思うんです。
吉:うんうん。
熊:先生がもしもイライラしなかったり、したにせよちゃんとその感情に対処して違う対応をとっていれば違う結果になるかもしれないんですけど、永遠に同じようなコミュニケーションをとって同じ結果になっている場合の話を聞くと、それはちょっと勿体ないのかなと思って。
吉:なるほど…。
熊:この辺は大人側の感情のコントロールみたいな側面が凄く大事なのかなと。
心理学では投影って言ったりもしますが、本当は自分の問題でもある(ここでは感情のコントロールの問題でもある)のに、相手が悪い(ここでは騒ぐ子ども達だけが悪い)かのように扱いますよね。こうなるとお互い気分が悪くなって敵対的なコミュニケーションになりますよね。それで最悪、関係が破綻しちゃうみたいな。
吉:その側面はありそうですね。
熊:うん。でももちろん誰が悪いとかそういう詰まらない話をしたいわけじゃないんです。実際教員の友人から話を聴いても、そんな単純ではなさそうですし。個人の問題、制度の問題、ステークホルダー同士のコミュニケーションみたいな関係性の問題、色々ありますし。
吉:とても複雑ですよね。
熊:ですね。だからまずそれだけで先生は偉大だなと自分は思います。
ただ同時にだからこそ、工夫の余地もある気がしてて。特にコミュニケーションの所はインパクトも大きいですし比較的変わりやすいなと思ってます。
吉:と言うとどういうことでしょう?
熊:はい、コミュニケーションについて考えてみると、基本的には大人や先生、上司の方がどうしたってコミュニケーションにおいては主導権みたいなものを握りやすいですよね。なので、そういう立場の人が何を目指してどういう意図でコミュニケーションをとろうとしているのか、時に俯瞰して見直してみると意外と大きく変化が起きる場合があるなと思いまして。
例えば、組織論の研究とかでも上司の部下へのコミュニケーションのあり方で業績が全然変わるみたいな知見も結構溜まってますし。
吉:コミュニケーション大切ですよね。ただ、他の対応を取りたくてもどうして良いか分からない方もいると思うのですが…。その点はいかがでしょう?
熊:そうですよね。ありがとうございます。だからまずは自分のクセを知るのが大切なんだろうと思います。その上で別の行動としてどういう選択肢があり得るのか、ある程度勉強したり、訓練する必要はありますよね。身の回りにそういうことが上手な人がいれば、聞いたり真似たりするのは良いですよね。
心理の世界でもSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)というものもあります。この辺は今度イベントでニーズがあればやってみますかね(笑)。急に営業っぽくなったけど(笑)。それか別の機会でコラムにするのもアリですかね。
吉:どちらも良さそうですね。
熊:じゃあ企画してみますか。それとコミュニケーションのあり方については他に「応答性」とか「批判と否定の直面化」みたいなキーワードが大事だなと思ってるんですけど、だいぶ長くなりそうなので別の企画とかにとっておきますかね。ネタを増やす意味でももったいぶっておきます(笑)。
吉:はい、ありがとうございます(笑)。そしたら熊谷さんの問題意識の軸についてはどうでしょうか?
~中編④へ続く~
前編①
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前編②
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中編①
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