「勉強が苦手」は変えられる?苦手意識を減らす5つの考え方
🌱 はじめに
「自分は勉強が苦手だから……」
「何をやっても成績が上がらない」
「勉強ができる友達を見ると、自分には無理だと思ってしまう」
そんなふうに感じている中学生・高校生はいませんか。
また、保護者の方も、
「うちの子は勉強が苦手だから仕方ないのかな」
「どう声をかければ自信を持ってくれるんだろう」
と悩むことがあるかもしれません。
でも、「勉強が苦手」という言葉だけで、その子の可能性を決める必要はありません。
勉強が苦手だと感じる背景には、知識の量だけではなく、
「勉強のやり方が分からない」
「どこから始めればいいか分からない」
「以前うまくいかなかった経験がある」
「自分に合わない方法を続けている」
といったさまざまな理由があります。
DEKObokoでは、子どもが「自分はこういうタイプだから」と可能性を狭めてしまわないことも大切にしています。
この記事では、「勉強が苦手」という気持ちを少しずつほぐし、自分に合った学び方を見つけるための考え方を紹介します。
🌱 この記事の結論
「勉強が苦手」は、必ずしも「勉強する能力が低い」という意味ではありません。
今の勉強方法や環境が、自分に合っていない可能性もあります。
大切なのは、できないことを責めるのではなく、
「どうすれば自分は学びやすいのか?」
を探していくことです。
小さな成功体験を積み重ねることで、「できた」という感覚が増え、少しずつ学びへの自信につながっていきます。
🌱 「勉強が苦手」と感じる3つの理由
勉強のやり方が分からない
「勉強しよう」と思っても、何をすればいいのか分からない。
これは決して珍しいことではありません。
例えば数学なら、教科書を読むのか、問題を解くのか、間違えた問題を復習するのか。
英語なら、単語を覚えるのか、文法を勉強するのか、長文を読むのか。
「勉強する」という言葉だけでは、具体的な行動が分かりません。
だからこそ、まずは「自分は何をすれば学びやすいのか」を知ることが大切です。
以前の失敗が自信を下げている
テストで思ったような点数が取れなかった。
一生懸命勉強したのに結果が出なかった。
こうした経験が続くと、「どうせやっても無理」と思ってしまうことがあります。
でも、その経験は「自分にはできない」という証明ではありません。
「今の方法ではうまくいかなかった」という発見かもしれません。
目標が大きすぎる
「次のテストで100点を取る」
「毎日3時間勉強する」
といった大きな目標は、達成できれば大きな自信になります。
一方で、今の自分との距離が大きすぎると、途中で苦しくなることもあります。
まずは「英単語を3つ覚える」「問題を1問解く」のように、小さな目標から始めてみましょう。
🌱 勉強への苦手意識を減らす5つの考え方
① 「勉強が苦手」ではなく「この勉強法が合わない」と考える
最初に変えてみたいのが、言葉です。
「自分は勉強が苦手」
ではなく、
「この勉強方法は自分には合っていないのかもしれない」
と考えてみましょう。
例えば、何度教科書を読んでも覚えられないなら、問題を解いてみる。
一人でやると集中できないなら、誰かと一緒に取り組んでみる。
長時間続かないなら、短時間に分けてみる。
方法を変えるだけで、取り組みやすくなることがあります。
DEKObokoでは、自分の「デコボコ」や学び方を知ることを、メタ学習の大切な部分として位置づけています。DYLコースでも、最初の約4週間をメタ学習の段階として、勉強の仕方を学ぶ・自分のクセを知る時間にしています。
② 最初から大きな成果を求めない
「苦手を克服しよう」と考えると、つい大きな目標を立ててしまいます。
でも、最初から苦手を全部なくす必要はありません。
例えば、
「今日は英単語を3つ覚える」
「数学を1問解く」
「5分だけ机に向かう」
でも十分です。
小さな「できた」を増やすことが、次の一歩につながります。
③ 「できなかったこと」だけでなく「できたこと」を見る
勉強の振り返りをするとき、
「ここができなかった」
「ここを間違えた」
と、できなかった部分ばかり見ていませんか。
もちろん、間違いを振り返ることは大切です。
でも、それだけでは自信を失ってしまうことがあります。
「昨日より1問多く解けた」
「自分から机に向かえた」
「分からないところを質問できた」
こうした小さな変化にも目を向けてみましょう。
「できた」を見つけることは、次もやってみようと思えるきっかけになります。
④ 勉強する環境を変えてみる
「集中できない」
「すぐスマホを触ってしまう」
というとき、自分の意志の弱さだけを原因にしないことも大切です。
例えば、
- スマホを別の場所に置く
- 机の上には必要なものだけ置く
- 勉強する時間を決める
- オンライン自習室など、人と一緒に取り組める環境を使う
など、環境を変える方法があります。
DEKObokoでも、オンライン自習室や学習ツールなど、授業外でも学びを支える環境を用意しています。
「もっと頑張る」だけではなく、「頑張りやすい環境を作る」という発想も持ってみましょう。
⑤ 自分一人で解決しようとしない
勉強が苦手だと感じていると、「自分で何とかしなければ」と思ってしまうことがあります。
でも、分からないことを誰かに相談するのも学ぶ力の一つです。
「どこが分からないのか分からない」
という状態でも構いません。
一緒に整理してくれる人がいれば、問題を小さく分けられることがあります。
DEKObokoのDYLコースでは、メタ学習の後、約7〜8か月の伴走学習で講師と一緒に学習計画を作り、実行していく段階があります。
🌱 勉強が苦手な子が今日からできる3ステップ
STEP1|「できないこと」を1つだけ書く
まずは、
「数学が苦手」
ではなく、
「数学の文章問題が苦手」
のように具体的にしてみましょう。
さらに、
「文章を読んでも、何を求めればいいか分からない」
まで細かくできれば、次の行動を考えやすくなります。
STEP2|できそうなことを1つ選ぶ
いきなり苦手分野を全部克服しようとしなくて大丈夫です。
「例題を1問解く」
「解説を読んでみる」
など、今の自分でもできそうなことを一つ選びましょう。
STEP3|終わったら振り返る
終わったら、
「できた?」
だけではなく、
「何がやりやすかった?」
「どこで止まった?」
と振り返ってみます。
この振り返りが、次の勉強方法を決める材料になります。
🌱 勉強が苦手な子ほど「小さな成功体験」が大切
「勉強が苦手」という気持ちが強いとき、いきなり大きな成功を目指す必要はありません。
むしろ、
「今日は5分できた」
「1問解けた」
「昨日より早く始められた」
という小さな成功を積み重ねていくことが大切です。
「できた」という経験が増えると、
「もう少しやってみよう」
という気持ちにつながることがあります。
大切なのは、他の子よりできることではありません。
昨日の自分より、ほんの少し前に進めたか。
そこに目を向けてみましょう。
🌱 中学生・高校生で意識したいこと
中学生の場合
中学生のうちは、「自分に合う勉強法」をまだ探している途中かもしれません。
周りの友達と同じ方法が、自分にも合うとは限りません。
まずはいろいろな方法を試し、
「これなら続けやすい」
「この方法なら覚えやすい」
という感覚を探してみましょう。
高校生の場合
高校生になると、科目数や学習内容が増え、すべてを同じ方法で勉強するのが難しくなることがあります。
「英語は単語を毎日少しずつ」
「数学は問題演習を中心に」
など、教科ごとに方法を変えることも一つの方法です。
苦手科目が一つだけある場合
「数学は苦手だけど、英語は好き」
という場合もあります。
苦手なところだけを見るのではなく、「得意なこと」も一緒に見てみましょう。
得意な科目でうまくいった方法が、別の科目にも応用できることがあります。
🌱 保護者ができる5つのサポート
「勉強しなさい」より「どこが難しい?」と聞く
「勉強しなさい」と言われても、子ども自身が何に困っているのか整理できていないことがあります。
「どこが一番難しい?」
と聞いてみることで、困りごとを一緒に見つけられるかもしれません。
「うちの子は勉強が苦手」と決めつけない
「この子は昔から勉強が苦手だから」
という見方は、子どもの可能性を狭めてしまうことがあります。
今できていないことと、これからもできないことは同じではありません。
結果ではなく工夫を見る
「何点だった?」だけではなく、
「どんな勉強をしたの?」
「前回と変えたことはある?」
と聞いてみましょう。
小さな変化を言葉にする
「昨日より1問多く解けたね」
「自分から始められたね」
など、具体的な行動を認めてあげましょう。
一緒に方法を探す
親が正解を決めるのではなく、
「どの方法ならやりやすそう?」
「一回試してみる?」
と、一緒に探してみることも大切です。
🌱 やってはいけない5つのNG対応
「あなたは勉強が苦手だから」と決めつける
他の子と比べる
点数だけで評価する
できなかったことを何度も責める
親がすべて勉強方法を決める
子どもが自分で学ぶ力を育てるには、すべてを管理するのではなく、自分で考え、選び、試す余地を残すことが大切です。
🌱 勉強は「学び方」の一部
「勉強が苦手」という悩みを解決するとき、点数だけを見る必要はありません。
大切なのは、
「自分はどうすると学びやすいのか」
「どんな環境なら続けやすいのか」
「失敗したとき、どう立て直せるのか」
を知っていくことです。
これは、勉強だけでなく、これから新しいことを学ぶときにも役立つ力になります。
DEKObokoでは、このように自分の学び方を理解することを「メタ学習」として位置づけています。DYLコースでも、最初の段階で自己理解を行い、その後、伴走学習、自走学習へと進んでいきます。
🌱 DEKObokoの考え方
DEKObokoが大切にしているのは、「勉強ができる子を増やす」だけではありません。
「自分で学べる子」を育てることです。
DYLコースでは、
メタ学習 → 伴走学習 → 自走学習
という3つの学習ステップを設けています。
最初は、自分の学び方や勉強の土台を知る。
次に、講師と一緒に計画を立て、実行する。
そして、少しずつ自分で学習計画・実行・振り返り・修正を回せるようにしていく。
この流れを通して、「勉強のやり方が分からない」「勉強が続かない」「成績が伸びない」といった悩みから、自分に合った学び方を探していきます。
「勉強が苦手」という言葉で、自分の未来まで決めなくて大丈夫です。
自分のデコボコを知り、それに合う環境や学び方を探していく。
その先に、自分らしく学び続ける力があります。
🌱 よくある質問(FAQ)
Q. 勉強が苦手な子でも成績を上げられますか?
成績の伸び方には個人差がありますが、勉強方法や環境を見直すことで、取り組みやすくなる可能性があります。まずは「何が苦手なのか」を具体的にしてみましょう。
Q. 勉強が嫌いなのは、やる気がないからですか?
必ずしもそうとは限りません。勉強のやり方が分からない、難しすぎる、以前の失敗経験があるなど、さまざまな理由が考えられます。
Q. 勉強に自信がない子には、どんな声かけをすればいいですか?
結果だけではなく、「昨日より1問多くできた」「自分から始められた」など、具体的な行動や小さな成長を認める声かけがおすすめです。
Q. 勉強が苦手な中学生は、何から始めればいいですか?
まずは「どの教科の、何が苦手なのか」を具体的にしてみましょう。そのうえで、問題を1問解くなど、達成しやすい小さな行動から始めてみてください。
Q. 高校生になってからでも勉強方法は変えられますか?
もちろんです。高校生になってから自分に合う勉強方法を探すこともできます。大切なのは、今までの方法に固執せず、試して振り返ることです。
Q. 親が勉強を教えられなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。親がすべて教える必要はありません。「どこが分からない?」「どうしたらやりやすそう?」と一緒に考えることも大切なサポートです。
🌱 まとめ
「勉強が苦手」という気持ちは、決してその子の可能性を決めるものではありません。
もしかすると、今の勉強方法が合っていないだけかもしれません。
もしかすると、目標が大きすぎるのかもしれません。
もしかすると、以前の「できなかった経験」が、自信を小さくしているのかもしれません。
だからこそ、まずは一つだけ方法を変えてみましょう。
英単語を3つ覚える。
問題を1問解く。
5分だけ勉強する。
そして、「できた」と思える経験を一つ増やしてみる。
小さな成功体験が積み重なることで、「自分にもできる」という感覚につながっていきます。
できない日があっても大丈夫です。
うまくいかなかったら、また方法を変えればいい。
一歩ずつ、自分に合う学び方を探していけばいいのです。
「勉強が苦手」から始まっても、その先には「自分で学べる」という未来があります。
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